0歳からのキャリア教育~もう一つのぢろぐ

このブログは、子育てマイスター協会 代表理事であり、日本一のヘッドハンターでもある蔵元二郎の「社会で活躍できる子育て」を追求するプロっぽいオピニオンと、散りゆく毛髪を自虐するブログです。

プロのヘッドハンターが語る「偏差値の高い大学に入るメリットとデメリット」|子どもに伝えたい社会の実学

time 2016/01/13

プロのヘッドハンターが語る「偏差値の高い大学に入るメリットとデメリット」|子どもに伝えたい社会の実学

これまで多くの“社会で活躍する人”をインタビューしてきました。中には高学歴の方も居れば、そうでない方も居ました。

これらの経験をもとに、「社会で活躍する」ことと、「偏差値の高い大学に入る」ことのメリットとデメリットをまとめてみました。

 

 

「偏差値の高い大学に入るメリットとデメリット」

メリット

 

1.自信を持てる

ちょっと残念な話ではありますが、やはり高学歴ということで認められたり・褒められたりするのは事実です。また、厳しい受験をパスしての入学であるとすれば、それは成功体験として自信を養ってくれます。勉強が得意なことや、厳しい受験勉強を乗り越えたことで「自分はデキル人間だ」と、自己洗脳できる可能性は高いです。誰だって、自信が持てない状況は楽しくありません。

 

2.良い考え方の影響を受ける

高い学力を維持するためには、勉強を楽しんだり・苦難を乗り越えたり・他人に感謝したり、などの良い考え方を持っていた方が有利です。ですので、確率論ではありますが、高学歴の集団の方が良い考えを持っている可能性があります。そういう集団に日々触れ合うことで、良い考え方の影響を受け、自らも良い考え方になる可能性は高いです。

 

3.機会が増える

単純に高学歴という事で機会が増える可能性があります。それは就職活動の面接でもそうですし、合コンでも高学歴の方が誘われることが増えるでしょう。アルバイトの面接でも有利に働くこともあるかもしれませんし、社会で活躍するOB・OGの方から後輩として食事に誘われる可能性も高まります。

 

 

では、一方でデメリットとしては何があるのでしょう?

 

デメリット

1.勘違いをする

「自信が持てる」というメリットと表裏一体なのですが、自信が「過信」となる場合があります。学力が高いことと、人として素晴らしいこと・愛されることは直接の因果関係はありません。

また、高学歴の人と言っても星の数ほど居るのも事実で、その中の「ワンオブゼム」でしかないのも事実です。東京大学ですら14,000人の学生さんが居ます。単純計算としても、ここ10年で東京大学を卒業したのは3万人以上いる計算になります。これに他の高学歴の大学を入れると軽く100万人を超えます。つまり「あなたと同じような学力の人は100万人は優にいるよ」ということです。過信をしてはいけません。

 

2.失敗を恐れる可能性が高まる

確率論ですが、学歴が高くなるほど、失敗を避ける傾向が強いように感じます。また、予測をして失敗を回避する計算能力も高いのも関係しているかもしれません。特に親が「成果だけを褒める」と、そのような人格になってしまうという研究結果も発表されてます。

 

 

結論

結論、学歴が人生に与える影響は限定的なのですが、メリット・デメリットを比較すると行って損をすることは少ないといえます。ただし、「行きたいと思うなら」という条件は外せません。

本当に大事なのは、「打ち込める・楽しめる何か」に出合うことです。その一つが勉強なのであれば、行った方が良いといえるでしょう。

 

アマリカの調査なのですが、「充実した学生生活を送ってた人」と、「そうでない人」の20年後を追跡調査をした結果、社会的地位や収入、家族構成などはまちまちだったそうです。しかしながら、「幸せに生活をしている」と答えた人と、「充実した学生生活を送ってた人」は、ほとんど一致したそうです。

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プロフェッショナル論

プロフィール

蔵元二郎

蔵元二郎

エグゼクティブサーチ、採用コンサルティング、M&Aコンサルティングなどグループ7社を経営するBNGグループの最高経営責任者。日本を代表するヘッドハンターのひとり、2012年ヘッドハンターサミット最優秀賞受賞など多数。著書に「仕事論-出来ない理由に興味はない」など。人材育成の立場から子育てマイスター協会を設立、代表理事に就任。3児の父。あと数年でハゲる予定。