0歳からのキャリア教育~もう一つのぢろぐ

このブログは、子育てマイスター協会 代表理事であり、日本一のヘッドハンターでもある蔵元二郎の「社会で活躍できる子育て」を追求するプロっぽいオピニオンと、散りゆく毛髪を自虐するブログです。

父親が僕にしてくれた学資保険じゃない支援

time 2016/10/04

父親が僕にしてくれた学資保険じゃない支援

賛否両論だと思いますが、実際にあった出来事をお話しておきます。

押し付けるつもりもありませんが、そういう考え方もあるんだと聞き流してください。

 

僕はキャリアコンサルタントの仕事をしています。

ある方に、こんな相談をされました。

自分としてはもっと挑戦したいけど、それをすると収入が減り子どもの学資保険を支払えなくなる

親として当然の想いですが、僕なら挑戦する方法を選ぶかもしれません。

というお話をしました。

理由は、学資保険じゃない支援をしてくれた自分の親に感謝しているからです。

 

 

僕の親も学資保険は積み立ててくれたとは思います。

詳細は覚えていません。

 

鹿児島に住んでいた僕は、福岡の大学への進学を希望しました。

「自分の好きなようにしろ。ただし、必要な金は自分で稼げよ」

と父親は言ってくれました。

当時、父親の不動産会社はバブル崩壊の影響をガッツリ受けてました。

 

 

金銭的には大学に進学させることすら厳しかったと思います。

父親と2人で合格発表を見るために、車で早朝に鹿児島を出発しました。

車中で父親が「今年は●千万円の赤字だった」と言ったのを鮮明に覚えています。

起業という挑戦を選んだ父親を、バブル崩壊は厳しく追い詰めていたのです。

挑戦を挫かれているにも関わらず、サラッと言う父親に畏敬の念を覚えました。

大人になってから知りましたが、全ての保険を解約しながら食いつないでいたようでした。

 

 

5歳下の弟、7歳下の妹がいる僕としては、
甘える訳にはいかないと思いました。

入学当時は甘えていましたが、
1年生の6月には奨学金の申請に受かり、
その後、学費と生活費のほとんどは
アルバイト代と奨学金で賄えるようになりました。

 

と言うと、苦学生のように聞こえるかもしれませんが。
全くそんなことはありませんでした。

奨学金が月4万円、アルバイト代が月12万円。
これだけで十分に必要なお金は賄えました。

スポットのアルバイトなんかもして
貯金して車も購入したくらいです。

 

完全に親から自立してた訳ではありませんが、
自宅通学の大学生や、仕送りメインの大学生と比べると、
早期に自立する試練を与えてもらえました。

おかげで社会に出てからは、仕事への心構えから、
お金の考え方まで、同年齢の人たちよりは
随分と身についていたと思います。

 

その想いが「厳しい環境に身をおきたい」という企業選択に繋がったり、

会社に依存するつもりはない社会人生活に繋がったと思います。

 

 

父が僕にしてくれた本当の支援は、学資保険ではなく、

挑戦している父親の背中を見せることと

「自分の好きなようにしろ。ただし、必要な金は自分で稼げよ」

と言ってくれたことでした。

という体験談でした。

 

 

 

down

コメントする




プロフェッショナル論

プロフィール

蔵元二郎

蔵元二郎

エグゼクティブサーチ、採用コンサルティング、M&Aコンサルティングなどグループ7社を経営するBNGグループの最高経営責任者。日本を代表するヘッドハンターのひとり、2012年ヘッドハンターサミット最優秀賞受賞など多数。著書に「仕事論-出来ない理由に興味はない」など。人材育成の立場から子育てマイスター協会を設立、代表理事に就任。3児の父。あと数年でハゲる予定。